こうする!トラブル 実践編

色々なトラブルのうち、ありそうなものの解決方法を書いてみました。

  1. トイレが詰まって、水が流れない。
  2. エアコン、テレビなど、つかない。
  3. 台風(災害)が予想されるのに、キャンセル料金は払うの?
  4. 別荘滞在中に、災害が発生しそう。
  5. お酒を飲みすぎて、吐いてしまった。どうするの?
  6. においがちょっと…。なぜ?どうする?
  7. 虫刺されの血や鼻血が布カバーについてしまった。

1.トイレが詰まって、水が流れない。

 詰まったものにより、対処方法が異なります。トイレットペーパーの場合、すぐに2回目の水を流さないでください。オーバーフローして、あふれる場合があります。10-20分くらいそのままにして水が減っていくか見てください。その間、管理者と連絡を取り、ラバーカップがあれば使います。ない場合は、先ほどの水が減るようでしたら、かなり減ったところでもう1度流してみます。トイレットペーパーは水に溶けるので、上記を繰り返すと流れるようになることが多いです。
 トイレットペーパー以外で、先ほどの水が減らない場合、お客様で対処はできません。特に、おむつや生理用品を流した場合は、高額な修理費がかかります。トイレ便器を外して修理するそうです(業者の話では十数万円)。そのトイレの使用は、直ちに停止をお願いします。ティッシュペーパーも含め、絶対トイレットペーパー以外は流さないでください。

2.エアコン、テレビなどの電気製品がつかない。

 リモコンの電池切れや故障がよくあるパターンです。これらは機器のメーカーをあえて同じメーカーにしてある施設も多いので、その場合他の部屋のリモコンで代用できます。ない場合は、本体の強制スイッチを使うことになります。エアコンは、多くの場合カバーを開けたところにあります。
 また電池のサイズが同じなら、別機器のリモコン電池と入れ替える方法もあります。

3.台風(災害)が予想されるのに、キャンセル料金は払うの?

 施設の責任でもお客様の責任でもない一番困るパターンです。基本的には、お申し込み時の規約を見ることになります。そこに災害時の特約がない場合は、理不尽ながらキャンセル料金は、おそらくお客様負担となると思います。とは言っても、施設側としても心苦しいので減額や、ひどい災害の場合は免除といったこともありうると思います。ただ、それは多くの場合、施設側の好意によるものではないかと思います。
 このことでトラブルになりそうな場合、早めに「消費者センター」に相談し、話が拗れるのを防ぎましょう。

4.別荘滞在中に、災害が発生しそう。

 3とも関連し、災害事故は起きてほしくないので、安全を優先して旅行の取りやめも検討することになります。熱海市ハザードマップ(土砂災害8.9M)で、施設の立地が安全か確認してください。       
 宿泊中は、管理者に従ってください。熱海の道路事情を考えると、ハザードマップで施設が安全な立地でしたら、自己判断でむやみに移動しないほうが安全です。

5.お酒を飲みすぎて、吐いてしまった。どうするの?

 「吐きそうだな」と思ったら、ビニール袋をかぶせたゴミ箱を横に用意して横におきましょう。寝る時も横に置いておきます。いざとなったら、その中に吐き、ビニール袋だけ取り出し口を縛ります。
 一番困るのは、布団などの布製品です。こちらに吐いたものが掛かったら、速やかにフローリングの上でカバーを外し、ビニル袋に入れて処分します。カバーは大抵の場合、処分しますので、そのカバーで汚れを拭いてください。絶対に、洗濯機に入れてカバーを洗わないでください。洗濯槽のクリーニングをしなくてはならなくなります。汚れたカバーは、コロナ等衛生上の関係もあり、洗濯するより処分した方がはるかにましです。
 量が多い場合、先ほどのゴミ箱を近くに持ってきて塵取りなどで吐いたものをすくって入れ、その後を拭くようにします。拭いたものも、ビニル袋にそのまま入れ、口を縛って処分します。

 ですが、吐くほど飲まないでください。重ねてお願いします。

6.においがちょっと…。なぜ?どうする?

  • バーベキュー・焼肉のにおい
     部屋から出てすぐベランダにバーベキュー場がある場合、煙が室内に逆流しないようにお願いします。特に出入り口は動線になるため、開けたままにせず、こまめに閉めてください。室内での焼肉は、換気をしながらでお願いします。
  • 魚(特に生の青魚)を捌いたときのにおい
     これはなかなか落ちません。室内でやると、結構な期間においが残ります。どうしてもという場合、屋外でお願いします。
  • 下水のにおいがする
     排水のトラップと呼ばれる部分に水がなくなっていないか気を付けてください。特に洗濯機の排水部分は、冬季など使わないでいると、乾燥し水がなくなる時があります。そうなると、浄化槽のにおいがそのまま上がってきてしまいます。
  • その他の異臭
     まれに換気扇の油からにおいがすることがあります。特にフィルターについた油から腐臭がすることがありますが、これがなかなか原因として気づかないケースがあります。
     顔をフィルターに近づけてみればわかりますので、においがする場合は、コンロを使っていなくても弱めに換気扇を回し、管理者に連絡してください。 

 貸別荘やコテージのにおいは、通常2~3日換気をすれば大抵消えますが、シーズン期は次のお客様の利用まで残る場合があります。ぜひ、次の方のためにもご配慮お願いします。

7.虫刺されの血や鼻血が、カバーについてしまった。

 速やかにカバーを外し、血の付いた部分を水洗いをしてください。お湯で洗うと、血の部分が変質する場合があります。多くの場合、これでカバーは再利用できます。