- 間取りは、重要かつ客観的な施設情報。
- 宿泊定員、駐車場台数、目的地からの距離、建物の広さ・室数など、「数値のデータ」も必ず確認しましょう。
- 慣れない幹事様や学生の代表者の方は、特にこれらに注意することが必要です。
1.間取りは、施設を知る重要な情報の一つです。
- 宿泊する集団によって、欲しい間取りは変わってくる。
自分の家族、友達家族、会社の同僚、女子旅……など、集団の属性により、欲しい間取りは変わります。男女別にしたい、家族ごとやグループごとにしたいといった場合、定員データだけで選ぶと、困ることもあります。間取りを使って部屋割りが可能か調べましょう。
例えば、7名で泊まりたい場合、定員のみで考えると、和室6畳間(3名)と和室8畳間(4名)があれば計算上はよいことになります。しかし、同じ7名でも、女子2名・男子5名に男女別に分けたいといった場合、男子5名が1室に入らずもう一部屋必要になります。7名だが3家族で別々にしたいといった場合も同様になります。 - トイレは、2か所が基本。
公衆トイレは、男女別に分かれていますね。会社の同僚などの男女グループは、トイレを分けたいというお客様の要望を聞いたことがあります。間取りを見て、人目が少ない方を女性用にすると(緊急時を除く)、幹事様の株が上がると思います。
また、トイレが詰まるといった緊急トラブルが起きた場合、トイレ1か所だけですと本当にお客様も管理者も困ってしまいます。トイレ1か所の施設は、家族集団など、身近な関係の小集団向けと考えられます。
もちろん単純に、朝のあわただしい時間帯に、トイレ1か所で長時間使用が生じると、あとの人が困るといったケースもあります。
洗面は、トイレほど気にしなくて大丈夫です。キッチンシンクでも代用できますから。 - ロフトやドアのないオープンスペースについて
ロフトは、お子様には非日常空間として喜ばれます。ただ、男女グループなど部屋を分けたい場合、ロフトやオープンスペースは注意が必要です。特に女性は、人目が気になり着替えなどに不自由する心配があります。そのことも踏まえ部屋割りができるか、間取りを見て確認しましょう。
2.施設が提供する「数値データ」も確認しましょう。
- 宿泊定員と室数
全体として多めの定員を表示する施設が多いように感じます。しかし、一昔前なら雑魚寝も普通でしたが、現代は学生様でも普段は個室が当たり前です。宿泊者数は、1の通り「間取りの部屋割り」で利用者側で考えたほうが無難です。なお、キッチンなどの食事・活動スペースを就寝場所に入れることはお勧めしません。また、宿泊定員ギリギリですと、荷物置き場に困る場合があるかと思います。 - 駐車場の駐車台数
この駐車台数の確認は、熱海では必須です。先にご案内しましたマップストリートビューや施設側の写真で、その場所を確認できるとさらに良いと思います。近隣の道路の路肩などに止めることは、熱海の道路事情からして通常はやめてほしいと思います。また、熱海の駐車場は、少し傾斜がある場合もありますので、バイクは転倒に十分ご注意ください。 - 目的地からの距離、建物の広さ、定員、寝室数
熱海市は、意外に南北に長く伸びています。せっかく施設を選んでも、目的地から外れてしまっては、その価値が薄れてしまうでしょう。
距離を調べるには、先に紹介しましたグーグルマップ「ルート・乗換」以外にも、バケイションステイというOTAが、熱海市中心部からの距離のみになりますが、便利です。このサイトは、他のデータ「建物の広さ、定員、寝室数、」などの数値データが記載されており客観的な比較に便利です。